尊厳死
先月亡くなった作家の吉村昭氏の死は、自決だったらしい。
膵臓ガンだったらしいが、医師に自宅に帰りたいと願い出て、自宅で自ら点滴の管を引き抜き、最期に「死ぬよ」と家族に告げ息を引き取られたのだそうだ。
延命治療はしないと決めておられたようだ。

最初に吉村昭氏の著書を読んだのは、本屋でなにげに手に取った「破獄」という本だった。
もう25年くらい前だと思う。
昭和の脱獄王と呼ばれた実在の人物「白鳥由栄」(作中では、佐久間清太郎だったと思う)を描いた物語だった。
滅茶苦茶面白くて、その後取り憑かれたように氏の本を読んだ。
「戦艦武蔵」「大本営がふるえた日」「下弦の月」「深海の使者」「熊嵐」「高熱隧道」「魚影の群れ」・・・、もう思い出せないけどとにかく色々と読んだ。

「破獄」は、いつか漫画で描きたいなと思っていた。
残念ながら、その間すでにドラマにもなったし、漫画にもなってしまった(笑)
いつだったか、ある出版社の編集さんにその話をしたことがある。
それがきっかけになったかどうかはわからないが、その後その編集部からは脱獄や刑務所が舞台の漫画ばかりを依頼されるようになった。

それにしても、「延命治療はしない」というのは考えさせられることだ。
出来れば、ボクもそうしたい。
自分で点滴の管を引き抜くことが出来るかどうか・・・、それは自信がないが出来ることならば・・・と思っている。

実は、以前から「遺書」を書こうと決めている。
でも、なかなか実行に移せない。
書くことによって新たに発見することもあるだろう。
いつか時間を取って、ゆっくりと書きたいモノだ。
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by owl-club | 2006-08-29 16:21 | 雑記
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漫画家岩田和久    無責任日記
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